希少コーヒー豆「ピーベリー」とは?その特徴と味わい

更新日:

ピーベリー

一般的なコーヒー豆とは違う希少性の高いピーベリー。特にハワイ産のコナピーベリーが有名ですが、ピーベリーとはどんなコーヒー豆で、どんな味わいを持つのか気になるところ。この記事では、ピーベリーとは何か、その特徴と味わい、代表的なピーベリーの種類についてまとめて紹介しています。

ピーベリーとは

ピーベリー

ピーベリー(peaberry)とは、丸い形状をした希少性の高いコーヒー豆のことです。通常のコーヒー豆はラグビーボールを半分にカットしたように、片面は平らな形状をしているためフラットビーン(flatbean)と呼ばれています。また、ピーベリーは英語での呼び名で、スペイン語ではcaracol(カラコル)またはcaracolillo(カラコリーニョ)。そのため中南米諸国のようなスペイン語圏ではピーベリーではなく、カラコル、コラコリーニョと呼ばれることが多いです。

ピーベリーはなぜできる??

ピーベリーは特別なコーヒーノキに出来るコーヒー豆ではありません。どの産地、どの銘柄のコーヒーノキにも出来るコーヒー豆です。しかし一つのコーヒーノキに出来るピーベリーは全体のコーヒー豆の3~5%程度。それゆえにピーベリーはとても希少性の高いコーヒー豆として重宝されています。

なぜ通常のコーヒー豆とは違った丸い形状のピーベリーが出来るのか。その理由は本来コーヒーノキの実であるコーヒーチェリーの中に出来る2つ出来るはずの種子(コーヒー豆の生豆)が1つしかできないためです。幹から遠い部分である枝の先端のように実に栄養が届きにくい場所では、2つの種子のうち1つがダメになってしまいもう1つのみが生き残り丸い形状をしたピーベリーが誕生するのです。

 

ピーベリーの特徴

ピーベリーとフラットビーン

左:ピーベリー 右:フラットビーン

丸い形状をしている

ピーベリーの最大の特徴はその見た目。通常のコーヒー豆は、ラグビーボールを縦にカットしたように片面は平たく、もう片面は丸い構造になっていますが、ピーベリーは真ん丸とした形をしています。

なぜピーベリーは丸いのか。その理由は、本来コーヒーチェリーの中に出来る種子であるコーヒー豆(生豆)が1個しか出来ないためです。通常、コーヒーノキに実る真っ赤なコーヒーチェリーの中には、二つの種子であるコーヒー豆がお互いに向き合うように出来ます。そのため片面は平らな面で片面は丸い麺となります。一方、ピーベリーは、本来2個出来るはずのコーヒー豆のうち1つが発育途中でダメになってしまい1つのみが生き残って出来るために真ん丸とした形となるわけです。

希少性が高く高価

ピーベリーは非常に希少性の高いコーヒー豆です。ピーベリーは、どのコーヒー銘柄にも出来る丸いコーヒー豆ですが、一つのコーヒーノキで収穫出来るピーベリーは全体のコーヒー豆の3~5%程度。大部分は一般的なフラットビーンで、そのうちの僅かな数しかピーベリーは収穫出来ないのです。

ピーベリーはコーヒーノキに僅かに出来る希少性の高いコーヒー豆のため、通常のフラットビーンとは別に高値で取引されています。ピーベリーは、収穫後手作業でフラットビーンと選別する必要があり、焙煎にも通常のフラットビーンとは違ったアプローチが必要になってくるため、希少性と合わせて手間もかかるために、どの銘柄のピーベリーもそれなりの高値がつきます。

銘柄の特徴がよく出る

ピーベリーは本来実の中に出来るコーヒー豆2つのうちの1つが発育途中でダメになりもう1つのみが生き残る形になるため、1つのコーヒー豆に栄養が集中します。それにより、フラットビーンよりもその産地、銘柄の特徴が際立つという側面もあります。

ピーベリーの味わい

ピーベリーを淹れる

ピーベリーは希少性が高く、高値で取引されており、見た目にも通常のコーヒー豆とは違い小粒で真ん丸とした形をしているためどのような味わいの違いがあるのか気になるところ。ピーベリーは、フラットビーンよりも1つのコーヒー豆に栄養が凝縮しているため、その産地、銘柄特有の香りがよく引き立ち、さらに甘みも強い傾向があります。

ただし、全てのピーベリーが風味に優れているわけではありません。結局のところピーベリーの風味の良し悪しに大きく影響するのはフラットビーン同様に栽培品種であったり、栽培方法であったり、栽培環境であったりです。美味しい銘柄のピーベリーであればその特徴が際立ち美味しく飲むことが出来ますが、風味に劣るコーヒー豆の場合はそのピーベリーも当然残念な味わいとなってしまいます。

代表的なピーベリーの種類

ピーベリー

ピーベリーは希少性の高いコーヒー豆ですが、ピーベリーとして商品化しているかはともかく全ての品種、銘柄に存在するコーヒー豆です。そのため、ピーベリーと一言で言ってもたくさんの種類があるのです。その中で特に人気があるのが「コナ・ピーベリー」「タンザニア・ピーベリー」「ケニア・ピーベリー」「グアテマラ・ピーベリー」「ブラジル・ピーベリー」といったあたり。

コナ・ピーベリー

代表的なピーベリーと言えば、ハワイのコナコーヒーのピーベリー。柑橘系の強い酸味と甘い香りを特徴に持つコナコーヒーはもともと希少性の高いコーヒー豆ですが、その中でもさらに希少性の高いコーヒーが、コナ・ピーベリー。コナコーヒーの甘い香りと酸味がよく引き立った豆で、世界的に人気の高いピーベリーです。ハワイ旅行のお土産としても定番です。

タンザニア・ピーベリー

キリマンジャロで有名なタンザニアコーヒーのピーベリー。タンザニアコーヒーらしく柑橘系の甘酸っぱい香りと強い酸味、豊かなコクが特徴。タンザニア・ピーベリーは通常のタンザニアコーヒーよりも深みのある味わいを楽しめるようです。

ケニア・ピーベリー

豊かな香りとフルーツのような爽やかな酸味が特徴的なケニア・ピーベリー。ケニアピーベリーは通常のケニアコーヒーよりも甘味が強いのが最大の特徴です。

グアテマラ・ピーベリー

中米グアテマラのピーベリー。バランスのとれた味わいのグアテマラコーヒーのピーベリーは、グアテマラらしさの中によりフルーツのような甘酸っぱさと豊かな香りを楽しめるのが特徴。

ブラジル・ピーベリー

世界最大のコーヒー大国であるブラジルのピーベリー。ブラジルコーヒーは、酸味・苦味・コクとバランスのとれたコーヒーですが、ブラジル・ピーベリーはその特徴を持ちつつ、後味に柔らかな甘みがより強く残るのが特徴的です。

人生で一度は希少性の高い「ピーベリー」を飲んでみよう

コーヒーを淹れる

希少性の高いピーベリー。コーヒー好きなら人生で一度は味わってみるのがオススメです。

Copyright© cofisso[コフィッソ]|コーヒー専門メディア , 2021 All Rights Reserved.