日本発祥の「コーヒー牛乳」とフランス発祥の「カフェオレ」との違いは??

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コーヒー牛乳

コーヒー牛乳とカフェオレは、コーヒーとミルクを混ぜた飲み物で、見た目も味わいもかなり似ています。名称が違うだけで同じものだと思っている人も多いですが、実はこの二つの飲み物には大きな違いがいくつかあります。

この記事ではコーヒー牛乳とカフェオレの違いを詳しく紹介しているので、気になる方は是非参考に。

コーヒー牛乳とは

コーヒー牛乳

コーヒー牛乳とは、牛乳にコーヒーと砂糖を加えた飲み物です。1923年(大正12年)に乳業メーカーのパイオニアである守山乳業の元、日本で誕生し現在では誰もが知る国民的飲料となっています。当時は細長い瓶入りで販売されていましたが、現在はスーパーやコンビニでよく見かける紙パック入りのものがお馴染みです。

コーヒー牛乳はコーヒー入り乳飲料として多くの食品メーカーから販売されている

雪印コーヒー

現在、コーヒー牛乳は「コーヒー牛乳」という名称ではなく「コーヒー(乳飲料)」「ミルクコーヒー」「カフェオレ」といった名称で販売されています。これは、消費者の誤解を生まないよう、2003年の飲用乳の表示に関する公正競争規約の改訂で生乳100%以外の飲料は“牛乳”という文字を使えなくなくなっためです。雪印メグミルクの雪印コーヒー、グリコのカフェオーレ、高千穂牧場のカフェオレ、小岩井乳業の小岩井コーヒー、大山乳業の白バラコーヒーといったものは全て、いわゆる日本発祥の‟コーヒー牛乳”です。

コーヒー牛乳は日本にまだ普及していなかったコーヒーと牛乳の出会いで誕生!!

コーヒー牛乳

現在のコーヒー牛乳の元祖である守山乳業の「珈琲牛乳」が誕生したのは、今から100年近く前の1923年(大正12年)のこと。当時牛乳を始めとする乳製品とコーヒーは一般的なものではなく、それを普及させるために守山乳業の守山謙と住田商会の住田多次郎が奔走していました。二人は偶然出会い、守山謙は苦みのあるコーヒーに牛乳と砂糖を入れたら美味しい飲み物が出来ると考え、現在に至るコーヒー牛乳を開発。1923年4月20日に東海道本線国府津駅の駅弁店である東華軒売店で販売を開始し、たちまち人気を集め全国へと普及していきました。

毎年4月20日はコーヒー牛乳の誕生を記念し「珈琲牛乳の日」となっています。

カフェオレとは

カフェオレ

カフェ・オ・レ(cafe au lait)とは、ドリップコーヒーとミルクを半々の割合で混ぜた飲み物です。フランス発祥の飲み物ですが、日本ではコーヒー牛乳と同様に人気のある飲み物。多くの喫茶店の定番カフェメニューの一つとしてカフェオレが提供されています。

また、本場フランスではカフオレは基本的に朝の飲み物として定番。フランスでは、カフェ・オ・レ・ボウルと呼ばれる持ち手の無い大きめのカップにたっぷりとカフェ・オ・レを注ぎ、クロワッサンやバゲットといったパンをカフェオレに浸しながら食べるのが習慣。また、朝以外にカフェ・オ・レを飲むことはなく基本的にエスプレッソまたはエスプレッソベースの飲み物を飲みます。

コーヒー牛乳とカフェオレの大きな3つの違い

①発祥国

牧場

コーヒー牛乳とカフェオレの大きな違いの一つ目は、発祥国。コーヒー牛乳は日本で、カフェオレはフランスで誕生しました。日本ではコーヒー牛乳は様々なシーンで飲まれる人気の飲み物として、フランスではカフェオレは朝定番の飲み物として親しまれています。

また、コーヒー牛乳は日本に乳製品を普及させようとする守山乳業がコーヒーにミルクを加えることで誕生した、カフェオレはコーヒーにパンを浸けて食べるところにミルクも加えるようになったという誕生の経緯も大きく違います。基本的にコーヒー牛乳は牛乳をベースとした飲み物で、カフェオレはコーヒーをベースとした飲み物です。

②作り方

カップにミルクとコーヒーを注ぐ

コーヒー牛乳とカフェオレの大きな違いの二つ目は、作り方。カフェオレはミルクとコーヒーの割合は50:50。温かいドリップコーヒーと温めたミルクを同じ割合でカップへと注いで作ります。使用する豆は本場フランスでは浅煎りから中煎りの豆を使いますが、日本で一般的なカフェオレは深煎り豆を使ったミルクに負けない濃いコーヒーを使うのが一般的。

一方、コーヒー牛乳はミルクとコーヒーを混ぜるのはカフェオレと同じであるものの、その割合に明確な定義はありません。カフェオレは通常コーヒーとミルクを混ぜただけのものですが、コーヒー牛乳はより甘味を出すために砂糖を加えます。また、カフェオレはドリップコーヒーを使いますがコーヒー牛乳は必ずしもドリップコーヒーである必要はなく濃縮コーヒーやインスタントコーヒーでもOK。ミルクをベースに、コーヒーらしい風味さえ加えることが出来たら、それはれっきとしたコーヒー牛乳となります。

③味わい

カフェオレ

コーヒー牛乳とカフェオレの大きな違いの三つ目は、味わいです。

基本的にカフェオレの方がドリップコーヒーをベースとしているため、よりコーヒーらしい風味を楽しむことが出来ます。ミルクとコーヒーを半々に混ぜているためミルクによるマイルドで優しい味わいであるものの、ある程度コーヒーらしい苦味も楽しむことが出来ます。コーヒー牛乳と比較した場合、カフェオレの方がよりコーヒーらしい味となります。

一方、コーヒー牛乳はミルクをベースにコーヒーを混ぜているためカフェオレよりもミルクの味わいを楽しむことが出来る優しい味わい。また、砂糖も加えているので、苦味はそれほどなく甘さをしっかりと感じることが出来ます。そのため、普段コーヒーを飲むことがない人にも人気です。

疲れた時の癒しには甘いコーヒー牛乳がオススメ

コーヒー牛乳

コーヒー牛乳はミルクをたっぷりと使い、砂糖も味付けに使っているため甘いのが特徴。コーヒー牛乳の種類によっては濃いコーヒーを使い苦味も感じる商品もありますが、いずれの場合も甘みはカフェオレよりも強め。苦いコーヒーが嫌いという人でもジュース感覚でグビグビと飲めるのがコーヒー牛乳です。

そのため疲れて甘いものが欲しくなった時にコーヒー牛乳はぴったりです。

ちょっとした休憩や眠気覚ましにはカフェオレがオススメ

カフェオレ

コーヒー牛乳よりもコーヒーの風味をしっかりと味わうことが出来るのがカフェオレ。ドリップコーヒーをベースとしているため、コーヒー特有の苦味もあり、カフェインもそれなりにしっかり入っています。そのため、朝の目覚めやお昼や夕方の休憩時の一杯にオススメです。カフェオレはコーヒー牛乳よりはコーヒー色が強い飲み物ですが、一般的なカフェメニューの中では多くミルクを使っているため、まろやかで飲みやすいです。

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